快晴の上高地・3日間

5月中旬、高橋さんは、絵の仲間33名を集めて、上高地に3日間のスケッチ旅行を企画してくれた。高橋さんからのお誘いの手紙。「もう高齢化した私達、これが最後の上高地になるかも知れません」。3日間共 雲ひとつない、快晴に恵まれ、仲間達は、嬉々として、大正池、田代池、河童橋、明神池へと、大きなキャンバスを担いで、描き楽しんだ。「そうか、もう自分達には、残された時間はわずかなのだな。しかし、こんな素晴らしい上高地を3日間も仰げるなんて、自分たちの人生は本当に幸せだった」。


穂高連邦と河童橋・・・・・初めてあの橋に立った時、どんなに興奮したか、思い出すなあ。


大正池から見た焼岳・・・・・この日も頂上の噴火口からは 白い煙が上がっていた


明神岳と梓川・・・・・・・梓川の水はすべてが地下から湧き出た清水より成り立っている


湿原の彼方に穂高連邦を見る・・・・・・・・湿原の沼に写った穂高連邦は倒木に隠れて描けなかった


焼岳と梓川・・・・・あの赤い屋根のホテルのあの部屋に、孝子と一緒に泊まったことがあったなあ。

ここをクリックして頂けると 表紙に戻れます