京都の紅葉

T氏曰く、「懐かしいなあ、京大時代 法然院山門で、1升ビンを抱えて、飲み明かしたなあ」 神護寺の階段も、50年ぶり。あの頃は、難なく登れたのに、今はもう息切れがして大変。
昔、彼女と共に、この紅葉を訪ねたことを思い出す。しかし今は独りでこの山門に立つ。 落柿舎までたどりついた時、もう陽はとっぷりと暮れ、観光客もすっかり疎らになっていた。


世界を語り、歴史を語ることが大好きな4人。T氏のお世話で、三井物産嵐山寮で、銘酒「隠し蔵」1升ビンを飲みながら、愉快に語り合う。2人は京大、2人は名工大と、お互い歩いてきた足跡も、世界も違うが、この夏から突然意気投合。愉快に飲み合う仲間となった。嵐山寮名庭の紅葉も、今が最高。この日は晴天にも恵まれた。 年齢も、会社も違う4人だが、話合えば、トタンに一緒になれる。イラン革命の渦に巻き込まれたK氏の思い出話。MIHO MUSEUM訪問を熱心に勧めてくれたA氏。今も大学教壇に立ち国際学を教えるT氏。71歳にして、突然親しくなった4人。こんな友情成立は奇跡に近い。語り合うことは、実に楽しい。語り合うことこそ、健康のヒケツ。


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