9月末、絵の仲間6人で、能登海岸スケッチ旅行に出かけた。車は加納さんのハイブリッド・アルバード8人乗・加納さんを始め、仲間3人が交代で運転・全走行距離1200km。最初の2日間は能登半島の先端 木の浦に、3日目は輪島に宿泊。どの宿もシーズンオフで、気楽に寛ろげた。天気はまずまず、食事はいずこもご馳走づくしで、道中の車窓からは絶景続き、全員この旅行企画にすっかり満足。
第1日目快晴 朝6時刈谷出発、高速道路を米原経由北陸自動車道を通り能登有料道路から輪島に出る。昼食は輪島の新鮮な材料を使った海鮮丼。昼食でゆっくり寛いだ後、岩礁続く能登海岸を左手に眺め、能登半島先端禄剛崎灯台まで走る。
第2日目晴れのち曇。きのうら荘の総ガラス張食堂より、木の浦海岸を見下ろし3枚の水彩画を描き上げる。午後、同行T氏伯父危篤の報が入り、彼は高速バスで名古屋に帰宅。
第3日目曇天、高屋海岸、曽々木海岸を経て白米の千枚田に至る。心配した雨にも降られず、各自思い思いの日本海スケッチを楽しむ。自分も千枚田に座り込み、海風に吹かれながら 水彩スケッチを楽しむ。
この日の夜は、国民宿舎輪島荘。輪島観光協会主催の豪壮な御陣乗太鼓を観る。御陣乗太鼓のすごい迫力に全員圧倒される。御陣乗太鼓の大振動もものすごいが、上杉軍団を振るえ上がらせたというお面姿も面白い。この日の夜は、遅くまで酒を飲み交わしながら、絵のこと、旅のこと、友人達の消息話から年金生活者健康談義まで、おしゃべりは尽きない。
第4日目曇天、表日本は大雨ニュース。しかし能登は幸いにして青空さえ見える。輪島から1時間、金剛 厳門海岸に至る、切立った断崖絶壁の頂上から海を覗き込みながら1枚を描き上げる。帰途は金沢から東海北陸自動車道を走り五箇山ICで高速道路を一旦下りる。庄川上流上平村、地元のグルメ通しか知らないという寂れた渓流沿いの手打ち蕎麦屋・渓流荘を発見、これぞ本物の手打ち蕎麦だと、全員舌鼓を打つ。再び五箇山ICから高速道路に戻り一路名古屋へ。帰途は大雨に見舞われたが、車内では「この能登旅行は 実に素晴らしかった」と全員賞讃の声連発。