小高い丘の上から函館湾を見下ろすハリストス正教会
司馬さんは「街道を行く:15巻」で書いている。「函館の町で美しい建物のひとつは、元町の坂にある「函館ハリストス正教会」である。
塔の屋根は、あざやかな緑青が吹いた銅ぶきで、その上に玉ねぎ形の冠がのっかり、最先端に十字架がかかげられている(
西欧文化移入の情熱が伺われる 旧函館区公会堂
明治の函館大火後、豪商相馬哲平氏の寄付によって建てられ、明治、大正と天皇行啓宿舎として使用。木造建築にして、建築意匠、技法などは、積極的に高級洋式建築を取り入れている。
函館では全坂徒歩で上下したが、実は
若者の町、函館ベイエリア
赤レンガが美しい倉庫街、今はベイエリア。ここには修学旅行生が一杯集まっている。どこから来たのと訪ねてみると大半が東京の高校生。3・4人がグループを組んで、ソフトクリームを舐めながら、ウインドーを覗いてはしゃぎ回る。
靴のかかとを踏みつぶしたままの生徒もいる。まだ若者だというのにすっかり疲れている感じ。平和の中の怠惰。無規律の中の徘徊。豊かさの中の喪失。
タワーの上から見た五稜郭
五稜郭タワーエントランスホールには面白い展示がある。土方歳三美少年時代の写真や、幕末星型城郭を函館に建設する前に、ヨーロッパ各国で作られていた星型城郭写真。
函館の博物館はどこも面白い。
函館山からの夜景 |
JR函館駅 |
旧イギリス領事館でのティールーム さすが紅茶の国、美味しかった |