JTCC モンゴル見学ツアー

JTCCとは日本繊維技術士センターのこと。今回リーダの太田技術士は長年モンゴルカシミヤ産業育成に携わってきたJTCCに所属する技術士。今回私たちを案内して下さったガンホヤック前外務参事も、モンゴル大学卒業後GOBI社で太田技術士の指導を受けたお一人。モンゴルGOBI社長も太田技術士のお友達。それだけに歓迎の席は楽しかった。僻地ゴビ砂漠へは、特別寝台列車を4日間も借り切って、正に国家的VIP待遇。砂漠の真ん中では、恐竜の実物化石に対面。今回ツアー参加の技術士各位も全員素晴らしい方々ばかり。飛び出す話題は南米奥地から欧州最先端各国まで全世界に及ぶ。日本の高度経済成長を先端に立って推進してきた日本の頭脳とでも言うべき方々ばかり。同伴された奥様方とは「冬のソナタ」で話題は楽しい。海外旅行でこれほど心癒された旅は「初めて」。何よりもモンゴルは大自然が体感できる、素晴らしいアジアの秘境大国。貴方も是非一度モンゴルへどうそ。


東ゴビ砂漠。全員が見つめているのは屈曲した背骨もはっきり見える恐竜ティラノザウルスの化石。実は恐竜化石が周辺にごろごろ落ちている。勿論全員手に触れて大感激。場所はヒミツ!だって容易にポケットに入るもの!
JTCCモンゴル見学ツアー全員、ゲルの前で記念写真。この日のゲルでの歓迎パーティーはGOBI社社長のご招待でした。ヨーグルートを原料にした、お酒のつまみ、甘くてクッキーみたいで絶妙な美味しさでした。



ホテルの窓から見た、山頂まで延びるゲル集落。国の人口の3分の1は、首都に集中し、このままでは首都はスラム化していく。失業者を吸収できる産業、それはモンゴルではカシミア産業こそが最適産業。モンゴル国家としても、カシミア産業を如何に発展させていくかが、国家的重要課題のひとつになっている。

砂漠の朝、ゲルから日の出を見る


大草原と無限の空しかありません。大草原の彼方より、太陽は光を発しながら昇ってきます。こんな朝焼けは今までみたこともありません。全員が無言で、太陽を見つめながらながら立ち尽くしました。大自然はなんて美しいのだ。全員が無言でした。



ミニナーダム(祭典)で見たモンゴル相撲のクロッキー

ミニナーダムに集まってきたラクダ達のスナップ

東モンゴル博物館で見たお面。この他貴族が密かに
楽しんだのか男女性愛の秘図等々が展示されていた。
ウランバートル郊外、テレルジは大自然豊かなスイスを思わせる保養地。エーデルワイスを始め美しい高山植物が草原に群生している。草原からは奇岩の数々が顔を出し、見学者を驚かせている。

満天の星空と豊富な高山植物


天空一杯の星空は感動でした。砂漠の大地に横になり、日本から持参した空気枕を頭にセットして、大空一杯の星空を見て、子供のようにはしゃぐ。「冬のソナタ」大ファンの自分にはポラリスがたまらない。北斗七星の先端を5倍して、右手にカシオペア座を見て、中央に光るのが、北極星、ポラリス!。ジュンサンとユージンが、迷った森の中で、2人で見つめた愛の星、この星だけは、いつまでも動かない。天の川を頭上に満天の星空が輝いています。感動でした。

モンゴル草原には、高山植物が群生しています。皆様がヨーロッパ、アルプスで憧れの花とするエーデルワイスは、モンゴル草原至る所に群生しています。小池技術士の奥様は押花教室の先生、私どもも、奥様のご指導で一生懸命花の名前を覚えようとするのですが、なかなか覚えられませんでした。

ワレモコウの花 千鳥草の花 エーデルワイスの花
松虫草の花 なでしこの花 瑠璃タマアザミの花




今回8日間の旅を企画して下さった、ガンホヤックさんは、太田技術士が建設されたGOBI社に入社され、その後、モンゴル外務省、通産省そして東京にあるモンゴル大使館にも、奥様と共に勤務された経歴を持つ、文字通り、明日のモンゴルを背負うエリート官僚のお一人。
ガンホヤックさんは、ご夫婦で、私共の旅行にぴったり同伴して下さり、ミニナーダムや、特別寝台列車の手配のみならず、、実は砂漠の真ん中で突然メンバーの一人が急病に倒れた時も、20キロ離れた国立病院から救急車を手配、病院の手厚い看護に対しも、ガンホヤックさんの電話1本で、その診療は無料同然の計らいに我々一同、すっかり感激しました


ガンホヤックさんは、高校時代全国数学オリンピアードで優秀成績を収められ、難関モンゴル国立大学に無試験入学を許された秀才。実は奥様も同じモンゴル大学数学科の同級生。この話、数学オリンピアードで優秀成績を収めた「冬のソナタ」の主人公カン・ジュンサンに似ているので、何度もガンホヤックさんを、モンゴルのカン・ジュンサンと冷やかしました。上の写真は、モンゴル最後の夜、ガンホヤックさん宅にご招待を受け、すっかりご馳走になった時の様子。私共13名全員この度のモンゴルツアーに大満足。これをお読みの貴方も、是非一度モンゴルをお訪ね下さい。モンゴルには素晴らしい大自然があります。私もこれほど素晴らしい旅行は始めてでした。


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モンゴルのの思い出


モンゴルのパオにて、JTCCメンバー

ここには恐竜の化石がごろごろ落ちている

パオの中で馬乳酒をご馳走になる

最後の1日はガンホヤック氏自宅でご馳走になる

高山植物が一面に咲き乱れている

しい高山植物が草原一面に咲いている


旅スケッチこぼれ話 第10話  3つの最貧国を訪ねて思うこと


リーダの太田技術士はモンゴルカシミヤ産業育成に携わってきた技術士。首都ウランバートルから僻地ゴビ砂漠へは、特別寝台列車を4日間も借り切って、まさに国家VIP待遇。砂漠の真ん中には、恐竜の実物化石がごろごろ転がっている。モンゴルには大自然がある、

砂漠の朝、ゲルから日の出を見る。全員が無言で立ち尽くす。大自然はなんて美しいのだ。エーデルワイスを始め高山植物が草原に群生している。国民の3分の1は、首都に集中し、このままでは首都はスラム化していく。太田技術士の役目は大きい。


モンゴルに続いて、世界最貧国ブータンを訪問。

世界最貧国でありながら、国民幸福度は98%の秘境王国ブータン。1000mにも満たない滑走路だけが、この国の唯一の直線道路。中高年では無理と言われた3千mの絶壁に建つタクツアン僧院にも登頂。今も「夜這い」が結婚の前提といわれる農民の生活文化。しかし消費快楽の刺激を与え続けていけば、ブータン国民は宗教的克己心だけでこの質素な生活に満足していけるかどうか。

ヒマラヤを この目で見てみたい」。ヒマラヤには地球創生のロマンが隠されている。「年間を通じてヒマラヤが一番美しく見えるのは乾期の1月でしょう」そう聞いて、1月早々ネパール・カトマンズを訪問。幾つもの古き寺院を訪ねる。バスを降りるとすかさず物乞いが擦り寄って来る。ヒンズー 神秘の世界にどっぷり遣っているネパールの人々。ネパールの雄大な大自然と 今も貧困生活にうごめく人々の群れ。

モンゴル、ブータン、ネパール こうした貧しい国々を訪問するたびに、日本に生きる嬉しさ、悦びが身にしみる。こんな生活感情は50年前初めて文革直後の中国訪問時にも実感。しかし今中国は日本を抜いてものすごいお金持ちの国になってしまった。

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