世界遺産旅行現地スケッチはいつも色付けまで必ず現地で仕上げます。しかしツアー旅行では着色までの時間的余裕がありません。今回クラブツーリズム「インド十大世界遺産紀行8日間」という魅力的タイトルに誘われてこのツアー旅行に参加しましたが、実はインド旅行中に空前の大テロに巻き込まれ、ひどい目に合いました。
憧れのタジ・マハールやアジャンタ石窟等深夜寝台列車を駆使し、インド大陸を横断していた真っ最中の2008年11月27日 ムンバイ(昔のボンベイ)で現役時代定宿としていたタジマハールホテルを爆破する大テロ事件が発生、「即時日本へ帰国せよ」との日本大使館からの指示。ところが、この事件と同じ日、ツアー客の1人が足に大怪我、インド特有の破傷風に感染したら大変だと心配になり、彼を一刻も早く日本に帰国させねばと自分独りで決断し、彼を連れて、大混乱の列車や国内空路をなんとか2人で脱出し、日本にかろうじて帰国成功。大怪我をした彼からは命の恩人だと感謝されたが、自分自身もこの2人脱出で私費100万円以上を無駄にした。しかし、テロで亡くなった100名以上の犠牲者の災難を思うと、例え私費100万円の浪費だったが、インドからの脱出に成功出来たのは、今は亡き妻のご加護と孝子に感謝の祈りを捧げるばかりである。合唱。
インドスケッチは着色出来なかったツアー旅行での限界を表示する証拠品です。着色を日本ですればという友人の勧めもありますが、着色は現地でというのが、僕のいつもの鉄則です。
インドイスラム建築モスク |
世界遺産アーグラ城塞・ムガール帝国赤い城 |
世界遺産アーグラ城塞・ムガール帝国赤い城 |
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世界遺産アーグラ城塞・ムガール帝国赤い城 |
観光客の一人が足に怪我、ボンベイテロを脱出援助 |
ムガール帝国王室の庭 |
川の向こうにタージマハールが見える |
世界遺産t-ジマハール・白亜の霊廟 |
世界遺産t-ジマハール・白亜の霊廟 |
タージマハールに立つ西川尚武 |
紀元前1世紀に創られたアジャンタ石窟 |
アジャンタ石窟紀元前から5世紀まで |
インドにはブーゲンビリアの花があちこちに咲く |
エローラ石窟、仏教・ヒンドー教・ジャイナ教 |
ひとつの岩から仏教坐像、8世紀ヒンドー教 |